フルオレMIX

後から読み返して赤面するために書いています。メイクでブスの悪あがきをしている。

日記が短くまとめられない。

  息子にユニクロで買ったピカチュウのTシャツを着せた。めちゃくちゃにかわいらしく、抱きしめてしまった。息子は着せられた服のピカチュウの部分を引っ張って眺めていた。

 フリフリの服を娘に着せるのも憧れていたけれど、男の子がキャラクター服着てるのもたまらない。いとおかし。

 

 今までカバーオールという上下つなぎの服を着せていたが、今日から上下別の服を着せてみた。一気に人間の子どもに近づいた。私の中で、乳児は乳児で別の生き物の感覚なので、ご飯を食べたり何かを持って遊んだりしていると「人間!」と脳が認識し始める。この上下分かれた服も「人間!」だ。

 

 昔はよその赤ちゃんを見ても別の生き物という感覚はなかったので、これは息子が初めてだ。

 妊娠したときから私の身体に何か別の生き物が来たぞ、と感じていたし、産後すぐも私の身体の一部だったものが外に出てきたぞ、と感じた。「人間!」はそれが薄れていく感覚である。いわば私の体内から何かが出てきたが、そこから別の人間が出来上がっていくぞという感覚をじわじわ感じている。歩き出したらまた一段と「人間!」となるんだろう。

 

 家にいる時間が長くなって、以前よりメイクをあまりしなくなってしまった。でも趣味ではあるし、いざという時にうまくできなくなってもいけないなと思って、一応毎日するように心がけている。心がけているだけで、ボーッといろんな家事や息子のことをしているとうっかり一日中スッピンで過ごしてしまう日もかなりの頻度だ。

 

 この機会に、いつ買ったかわからない化粧品たちの消費に励んでいる。下地とフェイスパウダーがかなりの数、メイクボックスにたまっているのでせっせと塗る。私はフェイパウダーが好きで、よくいろんなものを買ってしまうけれど、消費スピードはかなり遅いのでどんどんたまってしまう。液体ものなら古くなったら捨てたほうがいいかなという気持ちが沸いて、捨てるという選択肢も出てくるのだが、粉物は「まだいけるでしょ」が強く出てきて捨てられない。

 

 化粧直しなどでフェイスパウダーを塗る時間が好きだ。脂性肌なのと、艶肌が似合わないのでテカリを殺しまくるのが気持ちいい。出来るだけ厚みのあるパフで塗るのがまたいい。子どもの頃憧れたお化粧のイメージだから。ファンデーションはあまり好きではないけれどフェイスパウダーは何個も何個も欲しくなる。グッと堪える。

 

 先の天気予報を見ていたら、6月が表示されてびびる。Yahooの天気予報が15日後まで表示できるので、6月が登場してしまった。仕事に戻る日も近いなぁと思う。

 

 仕事に戻って息子と離れたくない!という気持ちがだんだん薄くなってきて、今はむしろ息子は保育園などに行って息子は息子の人間関係を築いてきてほしいなと感じるようになった。そこで私ができることはほとんどなくて、友だちや先生と触れ合うことでいろいろ学んでほしいと思う。特に、今はコロナコロナで児童館どころかスーパーなどに連れていくことすらできていない。全く家族以外の人間と交流がないのが心配だ。先日新しい病院に行ったら、先生と看護師さん見てギャンギャン泣いてしまって私はショックだった。この時期ぐらいから人見知りが始まるというので正常な反応なんだとは頭ではわかっているものの、この自粛の状況が子どもに何か悪影響になってないかが心配な日々である。大変な時期に生まれてしまったけど、そこを強く生きていくからこそ価値があると思うので、令和世代よ頑張れと強く思う。

 午後は友人の子どもが生まれたのでお祝いを選びに行った。予算の7割は子どものもので、残りの予算で友人向けのものを買った。自分がお祝いをもらった時に、

「これはお母さんに。お疲れ様」

と私向けのものをもらったのが非常に嬉しかったので、そうした。子どものものはみんないっぱいくれるしそれはとても嬉しいのだけれど、その方から私宛てとしてプレゼントをもらった時に「あっ、私のことも覚えててくれたんだ!」と思ったのだ。みんなが赤ちゃん見ている時に、1人こっちを向いてくれたような気分。香りがいいものにしたので、少しでも癒されてほしいと思う。きっと彼女も今、精神的に大変だから……。

 

 赤ちゃんはよく泣くし、寝たと思ったら起きるし、ご飯を食べる時間すら与えてくれないし、誰かに見てもらっていても同じ部屋にいるとなんだか落ち着かなくて休めないし、着替えさせたと思ったらミルクを吐いて、オムツ替えた瞬間におしっこするし、かわいい笑顔を見たら疲れは吹っ飛ぶけれど、それは気のせいで肉体に疲労は蓄積されて、うまくできない自分が母親失格のような気分になって精神的にも辛くなって

というのが私の産後3ヶ月くらいまでの印象だ。

 私は義両親と同居で、かなり家事も任せてなんなら子どもの面倒も少しお願いして寝たりしたし、夫は残業せずにそんなに遠くない職場から帰ってきてくれて手伝ってくれた。帝王切開だったので産後は9日入院して、母子別室な上に夜の授乳は看護師さんたちがやってくれてたくさん寝させてもらった。息子はみんなが驚くほど新生児の頃から寝るのが上手で、すぐ寝るしなかなか起きないから授乳は5時間近く開きそうになるほど。

 そんな私が結構辛かったのだ。普通の人が辛くないわけない。産後のホルモンのせいで、どんなに恵まれていても孤独感がやってくるのだ。これは多分、致し方ない。

 少しでも癒しになればと願いながら選んだ。

 

 とはいえ、お祝いもこんな時期ではなかなか渡しには行けないので宅配便にすることにした。買ったデパートで配送してくれるというので、そのままお願いした。子ども向けと大人向けのプレゼントはそれぞれ違う店舗で買ったけれど、デパート内の買い物はまとめて送ってくれるらしいのでまとめて送る。

 

 家に帰ってきた夫は、ピカチュウを着た息子を連写していた。

 

今日の日記は長すぎないか?