フルオレMIX

後から読み返して赤面するために書いています

毎日を精一杯生きるのが権利で義務なんです。

長谷川豊さんの「自業自得の透析患者は全額負担、払えなえないなら殺せ」というブログの影響でもう1つ番組が「その後の対応も含めて不適切」として彼を降板させることを決定したというニュースを読みました。読売テレビ系列だそうです。

命を選抜して殺せ、という意見がおかしいということの証明のようで非常にホッとしました。


先日の恐ろしい思想の殺人鬼による障害者施設襲撃事件の際、障害者支援団体が「障害を持つみなさん、そのご家族、あなたたたちは生きていて大丈夫なのですよ」という旨の声明文を発表していました。

私は「なんでそんな当たり前のことをわざわざ言うのだろう?」と思っていましたが、今回の件でよくわかりました。

部外者から見ると、例えばマイノリティの排除を声の大きい人が言っただけではそんなことが大多数の意見じゃないってわかりますよね。

でも、当事者にはそうは思えないんです。

もしかして、あの人も、あの人も、そう思っているのではないか。それが世間一般の意見なのではないか。そう思って怯えてしまうのです。

障害を持つ人たちには国から保障が当てられます。でもそれを当然と思って受け取る人は、少ないと思います。みなさんだって、下手すればお給料ですら「こんなにもらっていいの?」と思う人もいるくらいじゃないですか。おばあちゃんがお小遣いねってお金くれるのも申し訳なかったりするじゃないですか。マイノリティな人たちだって、同じ感情で生きています。こんなにもらってすみません。でもないと生きていけないんです、ありがとうって受け取っています。申し訳ない気持ちを持ちながら、でも生きている人は、すべからく生きるべきだから生きているのです。

だから、今回のように生きていていい命とそうでない命がある、と言われてしまうと怯えます。やっぱり、自分は死ねと思われている、生きているだけで迷惑なんだと。

そんなこと、私は思っていません。きっとこれを読んでくださってる優しいみなさんも思っていないと思います。

でも、このまえの殺人事件のときに障害を持つ方、今回は透析患者とそのご家族はきっとそんな気持ちになったと思います。私は、あの子は、あの人は殺されても、死んでもいい人間なのか、道行くひとはそう考えているのか、と。

私も今回の事件で思いました。
また、追撃するかのようにブラックマヨネーズの吉田さんもそう言ったそうなので、ああ、やっぱりそう思う人は多いのかな?と思ってしまいました。とても、とても悲しい気持ちです。本人はそんな意図はない、というのでしょうが……

それでも、ここのコメント、Twitterで私に対して「そんなこと思わない。長谷川さんの意見は全く理解できない」と言ってくださる方がいたから、発言した長谷川さんに「不適切」と言って社会的制裁を与えてくれる人がいるから、少し気が楽になります。

そんな意見はおかしいのだと、長谷川さんよりも大きな声で大勢が言ってあげないと、多くの透析患者を始め、彼らの言うところの「自業自得」で医療を受けることになってしまった人たちがとても苦しいです。

今のところ、自業自得の病気とそうでない病気の境目ははっきりしませんし、そもそも福祉はそういう論点で語られるものではあってはいけません。また、福祉へのお金を削る国に未来はないと思っています。

やはり高額納税をされている方たちからすると、自分が得るはずだった(と思っている)お金をたくさん取られて、悔しい気持ちがあるからそんな意見になってしまうのでしょうか。

お金をたくさん手元に得なくても、幸せだと思える国にしていきたいですね。

長谷川さん、ブラックマヨネーズの吉田さん、
大丈夫ですよ、日本のありがたい福祉はあなたたちのお仕事がなくなっても、それが軽率な発言による「自業自得」でも、ちゃんと助けてくれますから。あなたがたのような意見で福祉は運用されていませんから。